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鈴木 慎一
株式会社エム・クレド 代表取締役

良質な物件と出逢うために・・・

100%は無い。優先順位をつける

 

開業の成否を左右するのは、どのような物件で開業するかと言っても過言ではない。
立地条件、経済条件、そしてタイミングの三拍子を奏でられる物件と出逢あえるかどうかだ。

まず、これだけは肝に銘じていて欲しい事がある。「100%理想の物件はないと言うこと」だ。

都内23区内、駅前駅近、人口が多くて競合が少ない、新築1階、賃料も値頃、人通りも多い、面積も適度・・・などなど。 挙げればキリがない程、希望条件は膨らんでくる。
開業は一生に一度、ましてや人生の大勝負である。拘りを持って物件を探すのはとても重要なことだ。しかし、拘りに偏り過ぎるあまり物件が定まらないというのは良く聞く話だ。

他の事にもじってみるならば、テレビを購入しようと思い大型量販店に赴いたとしよう。似たようなモノが豊富に並んでいる。どれも似たり寄ったりだ。しかも細かい機能は多種多様。 さて、どれを購入しようと思うか?
結局、情報が錯乱してパンフレットと価格をチェックし買わずじまいというような経験をした方も多いのではないだろうか。
つまり、自身にとって何が優先なのかが定まっていないのだ。 液晶かプラズマか、サイズはどれくらいか、3Dの必要性はあるかどうか、価格重視なのか機能重視なのか、メーカーに拘ることもあるだろう。 開業物件も同様である。

 

自身の望むことをまずはリストアップ。 そして、三段階くらいに分けてセグメントしておきたい。例えば・・・
1.絶対譲れない条件
2.妥協しても良い条件
3.付録的な条件
しかし、立地条件だけは第一プライオリティ。その評価をどのような観点で捉えておくかが重要である。

 

 

観・感・勘

意外にも第六感(Sixth Sense)が一番重要なのだ。
しかし、まずは見なければ始まらない。 現地に足を運び、何か感じる部分を自身の想いに擦り合わせてみて欲しい。 最後の決め手は、インスピレーションが働き、ここで開業した自分の姿がイメージできたかどうか。

物件は生物だということ。 やみくもに物件見学をしろとは言わない。
自身の求めるスタイル・イメージを絞り込んでおかないと物件を見る眼は養えないばかりか、良質な物件を見逃してしまうことにもなるのだ。 本当に良い物件は、水面下で決まることが多いので、特に内科系の医師については、情報のアンテナを張っておきたいものだ。

次回は診療圏調査の必需性と正しいデータの捉え方について話したい。

アドバイザー情報


株式会社エム・クレド 代表取締役
鈴木 慎一(スズキ シンイチ)

長年、大手医療モール開発会社で医師の開業に携わってきた経験を活かし、現在は同社で、独自のマーケティング手法を用いて医療モールの開発と医師の開業支援に従事している。また、リース会社への出向経験もあることから、資金調達にも強い。物件選定から資金調達、開業に至るまでの諸準備をオールマイティに支援し、開業の相談に応じている。

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