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幸崎 時和
 
株式会社福山臨床検査センター

検体検査に関する保険点数について
(2)『包括(マルメ)』や『算定条件』について

最も得する包括(マルメ)項目数とは?

例えば、生化学的検査Ⅰの包括対象項目は以下のものが含まれます。
 

AST、ALT、ALP、γ-GTP、CH-E、T-Bil、D-Bil、UA、BUN、Crea、
Na、K、Cl、T-cho、TG、HDL-cho、LDL-cho、AMY、TTT、ZTT、
BS、蛋白分画など

 

以上のうち、5~7項目実施の場合は93点、8~9項目は102点、10項目以上実施すると121点と決められています。
*上記内でも組み合わせで算定できない項目もございます。

ほとんどの検査会社は、10項目の料金と11項目以上(当然項目数が増えればそのぶん加算されるでしょう)の金額は異なりますが『実施料』は121点で一緒です。 したがいまして、できるだけ10項目に限定した方が良いでしょう。

このような『包括(マルメ)』は、内分泌検査や肝炎ウイルス検査などもございますので注意が必要です。
 

 

患者の状況により算定項目数が変わる

『算定条件』ですが、例えばHbA1c、グリコアルブミン、1.5AGを同一月に検査しても1項目しか算定できません。しかし、妊娠中の患者、Ⅰ型糖尿病患者、経口血糖降下薬の投与を開始して6月以内の患者等については、2項目算定可能です。
このような『算定条件』は、保険点数の解釈本などに載っていますのでじっくり目を通されることをお勧めいたします。(専門医の先生であれば、学会などから情報は入りますが・・・。)

このように『算定条件』を知った上で検査オーダーを考えなければ損をすることがありますね。また、大学病院ではこの組み合わせ、この検査頻度でも基金カットにはならなかった・・・といった声もききます。
無駄な検査は良くないですが、まずは思ったような検査を出検してみて、その地域の基金カット状況を確認するのも一つですね。しかし、時期によりカット項目キャンペーンみたいなことも発生しています。(基金は否定すると思いますが・・・。)

開業前に検査セットを作成されると思いますので、検査セットを作成されたあとにお使いの検査会社のご意見を聞かれた方が良いかもしれません。

他にも知っていれば得する情報もございますので、機会があればまた執筆したいと思います。


 

アドバイザー情報

株式会社福山臨床検査センター
幸崎 時和(コウザキ トキカズ)

瀬戸内海の島出身。同社に入社以来愛媛でキャリアを重ね、現在は関東を任されシェア拡大中。
『正確』『迅速』『研究』を企業理念とし、開業される先生のご要望に沿った提案をしております。 人との繋がりを重んじ、『心』で対話できる関係作りを心掛け、これまでに多数の医療機関に携わってまいりました。
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