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鈴木 慎一
株式会社エム・クレド 代表取締役

医業コンサルタントのすべて
(2)コンサルタントは物件選定にこう活躍する

コンサルタントを上手く活用するには

前回は開業コンサルタントを使う目的の意味を説明した。 では今回は、上手に活用したいコンサルタントとはについてお話しよう。
開業するには、良質な情報を入手する必要がある。まずは物件情報から始まり資金調達の方法、そして建築設計、医療機器などハード面をどのように選定して良策を練っていくのかも情報の収集と選別、そして活用方法だ。
情報は自分でも入手することは可能なのだが・・・。

しかし、簡単に情報が入手できる時代だからとはいえ、開業するというフェーズにある医師が身分と状況を明かして行動を起こすのは慎重にならざるをえない。そのような時にはコンサルタントにエージェントとして利用するのが一計だ。
しかし注意すべきなのは、コンサルタントが特命する業者のみで比較するのではなく、自分で既知の業者も混ぜて比較すること、そして医師自らが価格交渉をすることをお薦めする。

それが中間マージンを搾取されないようにするテクニックだ。

ではコンサルタントに任せたほうが良いポイントの一つとして物件選定に関するものを挙げてみよう。

 

物件選定のために活用

いまはネット時代だ。自宅や職場にいながら、通勤中の車内でも情報は簡単に入手できる。
しかし、巷に溢れんばかりの物件情報。関心のある物件を現地確認する必要があるのだが、気持ちを揺るがす程の物件であれば良いが、そうでなかった場合は時間の無駄となる。

百聞は一見に如かずとは言うものの、たくさんの物件を都度確認するのは、多忙の医師にとっては現実的ではない。 まずはコンサルタントに現地物件確認してもらい、評価報告を受ける手順であればムダも省ける。そこで大事なことは、競合の医療機関の状態を調査してもらうことだ。

標榜科目や診療時間などのチープな情報だけではなく、院長の年齢や専門性、診療体制や専門科目医師の招聘具合、駐車場の数や待合室の席数、受付の対応の良し悪しまで確認してもらわなければ意味がない。
現地確認だけして、「良いと思います。」の一言で返すコンサルタントは信用しないほうが良いだろう。

次回は、開業までの煩雑なタスク管理をどうするかをお伝えしたい。

アドバイザー情報


株式会社エム・クレド 代表取締役
鈴木 慎一(スズキ シンイチ)

長年、大手医療モール開発会社で医師の開業に携わってきた経験を活かし、現在は同社で、独自のマーケティング手法を用いて医療モールの開発と医師の開業支援に従事している。また、リース会社への出向経験もあることから、資金調達にも強い。物件選定から資金調達、開業に至るまでの諸準備をオールマイティに支援し、開業の相談に応じている。

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