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鈴木 慎一
株式会社エム・クレド 代表取締役

医業コンサルタントのすべて
(1)コンサルタントを使うメリットは何か

コンサルタントの種類

私ごとではあるのだが、今までは調剤薬局として医師の開業の手伝いをしていたが、この4月に医師の開業を支援する会社を設立した。今更ながら開業コンサルタントでもないのだが、調剤薬局の立場では法的にはクリアできなかった様々なサービスを提供する事が可能になったのだ。
では、医師が独立開業するにあたり、コンサルタントは必要であろうか?コンサルタントを使うメリットは何かを説いてみたい。

まず、コンサルタントを区分けしてみよう。
大まかには有料系と無料系に大別される。
有料系はそのままズバリ、コンサルタントとして生業している会社組織あるいは個人である独立系だ。 コンサルタントフィーについては、フルコンサルで150~200万程度が相場感のようだ。中には300万、400万のフィーが発生するところもあるようだが、いずれにしても高いか安いかは最終的に開業した後ではないと評価は計れない。

逆に無料系は、コンサルタントが属する組織が提供する製品やサービスを購入利用することを前提として開業までの様々なタスクを支援してもらうことになる。税理(会計)士事務所、医療機器メーカー・ディーラー、建築設計会社、薬卸などがこれに当たる。
また、同じ無料系でも少し違うのが調剤薬局系のコンサルタントだ。

いずれにしても、コンサルタントを必要とするのかどうか、どのように選べば良いのだろうか。

事前にどう判断したら良いのだろうか

その前に大事なことは、コンサルタントは何をしてくれるのかではなく、何をしてもらいたいのかを医師自らがコミットメントしておく必要がある。
開業物件を探してもらいたいだけなのか、それこそ開業に至るまでの全てを頼みたいのか、さらには開業後もアドバイザーとして関わって貰うことを望んでいるのかどうかだ。

開業する事だけを考えると、医師本人だけでも苦労しながら進める事は可能だ。 本来、独立起業するわけなので自らが必死に事業起立に向けて邁進する必要がある。

しかしながら、時間に余裕のある方は別として勤務しながらの開業準備は大変なストレスがかかる。 開業には様々なタスクがあり、ムリ・ムダ・ムラ、そしてモレの無いよう準備を進めなければならない。 開業までの道筋には疑問や相談事は都度つきまとうものである。

そんな折に、力になるのがコンサルタントの存在だ。
しかし1+1=2という解答を示してくれるコンサルタントではなく、同じ2を求めるにしても、1+1に限らず1×2、2÷1などと複数の回答を示してくれるコンサルタントに相談したいものだ。 このことがコンサルタントを必要する本来の意味を持つ。
しかし、一連のタスク業者を紹介するだけの単なる手配師としてしか機能しないコンサルタントも少なくはないので注意が必要だ。

次回は信頼できるコンサルタントについてお話したい。


 

アドバイザー情報


株式会社エム・クレド 代表取締役
鈴木 慎一(スズキ シンイチ)

長年、大手医療モール開発会社で医師の開業に携わってきた経験を活かし、現在は同社で、独自のマーケティング手法を用いて医療モールの開発と医師の開業支援に従事している。また、リース会社への出向経験もあることから、資金調達にも強い。物件選定から資金調達、開業に至るまでの諸準備をオールマイティに支援し、開業の相談に応じている。

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