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沖 秀史
株式会社USEN 放送企画本部長

来院しやすさを演出する「BGM」の力

“音”も重要な空間構成要素です


医院を開設する際、最初にお考えになることは何でしょう。多くの先生は、建物の外装・内装のデザインやインテリアコーディネイトとお答えになるかも知れません。確かにそれらはとても重要なものです。人は、五感を通して外界から情報を得て行動しており、その情報の実に80%以上を視覚から得ていることは広く知られています。しかし、当然ながら空間を構成する要素は視覚的なものばかりではありません。視覚の次に情報をつかむ量の割合が多いのは「聴覚」で、およそ10%程度を占めているといわれています。空間演出を考える際は、およそ1割を占める“音”の影響は決して外すべきではありません。

あるクリニックの先生から「院内にBGMを流し始めてから、不思議と患者さんの血圧が平均10(mmHg)下がっているんだよ」というお話を伺ったことがあります。その先生は、BGMを取り入れたこと以外は何も変えていないとおっしゃいます。これは偶然でしょうか。空間構成要素の一つ、“音”の与える影響について考えてみたいと思います。