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総合メディカル株式会社
(名古屋支店 営業グループ 課長代理 本田 祐太)

院長のための経営課題 解決事例
(1)増患編 ~増患対策は【急がば回れ!】~

都市部に増えすぎた診療所の課題

ここ数年診療所の開業が増加の一途をたどっています。その多くが無床の診療所です。最近では増加数が落ち着いていますが、都市部では充足感を感じているのではないでしょうか?

これから開業希望の医師の中でも、
「先輩が開業したが患者数が伸び悩んでいる」 
「開業医の充足感を感じる。その中で新たに借入を行うのはどうか…」
などの慎重な意見があがっています。

また、都市部での開業希望が圧倒的に多い。その理由は「子供の教育がある」、「自宅より通える所で」などに集中する傾向にあり、既存の診療所もあわせて競合し、経営に苦慮する診療所が増えています。ここでは、開業後の院長の代表的な悩みをとりあげ、その対策を考えてみたいと思います。

悩みの1つが「増患」です。

「患者さんに来院いただきたい」…これは医療機関だけでなく、一般社会でお客様相手の商いを行う人々の永遠のテーマです。増患対策とは「これ」を実施すれば患者さんが増えるなどといったものはありません。増患対策はその可能性があることを1つ1つ地道に実行していくことに他なりません。


増患は「患者数」だけにとらわれないこと!

増患にあたっては、現状把握が重要です。開業後、患者数が伸びないという相談で診療所院長と面談した際、「先生、現在の月商はどれくらいですか?」と質問すると、「○○円」と答えていただけますが、「売上の構成はいかがですか?」と質問すると理解されていないケースが多いことを感じます。

また、よく「患者さんはOO人来ている」と表現されることが医療界では多いのですが、「医業収入(売上)」で考えることも大切です。

医業収入=患者数×診療単価×診療日数

患者数も当然大切ですが、ここでは診療単価に注目したいと思います。近年の診療報酬改定で診療単価が上がっている訳ではありませんが、黙って見ている訳にはいきません。患者数が少なくても、診療単価が上がれば経営的には問題ないのです。地域の人口は増えず、競合先が増えている状況下では診療単価の高い患者さんに来院いただく方法も考えなくてはなりません。

自院の売上を把握するためにまず診療行為別集計を行います。毎月レセコンからそれぞれの診療行為別点数(金額)を集計し、他医療機関(同科目、同様の診療内容)と比べて強み、弱みを把握します。また診療行為別集計は院長が開業時にやりたい医療(理念)を実践できているかの確認にもなります。これを基に弱い部分の改善に取組みます。

次のページで具体的な増収成功事例を紹介します。

 

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