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三嶋 理佐
株式会社AIPコンサルタンツ

クリニックの発展に重要な『スタッフの力』を伸ばす

院長とスタッフのコミュニケーション

数年前、診療所経営者の方々にアンケートをとり、「日常的にスタッフとのコミュニケーションをとることを心がけていますか」という質問をしたところ、90%近くの診療所経営者がYESと答えました。
YESと答えたAクリニックで、最近職員ヒアリングをする機会がありました。そこで、「院長とはほとんど話をしていない」というスタッフの声が上がってきたのです。この事例について考えてみましょう。


コミュニケーションが取れている!というのは思いこみかも!?

コミュニケーションが取れている」というのは、主観的な言葉です。どんな風に、どれくらいの頻度でされているかは分かりません。 Aクリニックでは、もともと納涼会や忘年会をするなど、スタッフに接する機会を意識して多くとっていました。しかし、院長が直接スタッフに話しかけることはほとんどありませんでした。

貴院では、経営者の主観だけでなく、スタッフの立場からもコミュニケーションが取れていると言えるでしょうか。これからご開業される先生は、本当にコミュニケーションが取れている、という状態になって頂きたいものです。

院長の言葉を発信する

Aクリニックでは、院内ミーティングと個人の目標管理を始めました。 スタッフ同士の意見交換が生き生きと行われるようになり、スタッフの定着率が格段に良くなりました。 スタッフ一人一人に院長から「あなたの良いところ・伸ばしてほしいところ」を書いてもらい、伝えたのです。 スタッフは「院長が見てくれている」「とても嬉しい」「もっと頑張る」という気持ちになったようです。
どんな方法より、院長の言葉は一番の活性剤なのですね。

 

 

スタッフの力がクリニックの力になる

既にご開業された先生方の中には、残念ながらスタッフの力を軽視される方も多いです。しかし、クリニックの経費のうち、最も多くを占める項目の一つが人件費です。この人件費を大きな投資と捉えて、クリニックの発展につなげることが、経営者としての務めです。  

コスト意識を持ち、節約等に努めることも大切です。しかし、人に気持ち良く働いてもらうことが、結果として患者さんに支持されるクリニックになる近道になるでしょう。

アドバイザー情報


株式会社AIPコンサルタンツ
三嶋 理佐(ミシマ リサ)

明治学院大学卒業。現在は、株式会社AIPコンサルタンツ コンサルタント事業部 医療チームチームリーダー及び(社)日本医業経営コンサルタント協会神奈川県支部理事兼事務局も担当。主なコンサルティング分野は、人材教育。経営者の方々がいつもお悩みの「人」の問題を少しでも軽減し、皆笑顔で過ごして下さることを目指し、日々奮闘中。

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