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鈴木 慎一
株式会社エム・クレド 代表取締役

開業ベストパートナー「薬局」の力
① いい開業物件が薬局企業に集まる理由

薬局を上手に使うことが開業成功のカギ

開業計画において重要となるのが開業地の形態である。

自己所有の不動産であれば問題はないが、都市部近郊なら賃貸テナント、地方都市なら土地購入による戸建て開業スタイルが一般的と言われている。どのケースであっても、開院してすぐに集患が期待できる医療マーケット(市場性)の場所(物件)でないと後々苦労することになる。事前に十分な戦略で裏付けられた良質な物件を見つけよう。それが開業の成功の鍵となってくる。
そこで強力な味方になるのが「調剤薬局」だ。

良質な開業物件情報は薬局にある


その理由は、薬局企業が物件情報のアンテナをはっているから。薬局にとって今はマンツーマン型での新規出店は慎重だ。複数の医療機関と連携可能な物件を薬局側も探している。インターネットで情報が入手可能な物件には、入居する医師を要望して、事前に薬局企業が押さえているといったケースもある。

さらに、開業医にとっても、患者にとってもメリットが大きい「医療モール」は開業形態として有効な選択肢でもある。最近では、医療モールの開発企画と同時に医師の開業をサポートしている薬局も増えているので、ここでも薬局企業が重要な役割を果たすことは予想できよう。医療モールの場合、自らも薬局として出店するのだから当然ながら真剣であるが、だからといって安心して良いとは限らない。マーケティングや賃貸条件を含め、明確なコンセプトの元に企画立案されている物件を選びたいものである。

ただし、すべての薬局が頼りになるというわけではない。賃料などの入居に厳しい条件がある物件はオーナー側や建築側が主導権を握っていることが多い。その場合、薬局は単なるテナント。開業後の医院経営をスムーズに行うために力を合わせるパートナーとしては力不足に感じることも多いだろう。

開業後も頼りになる存在

開業が上手くいき、患者様が集まって不安要素は薄くなったとしても、経営上の悩みは尽きない。むしろどんどん多くなっていくといっても過言ではないだろう。
そんなとき、頼りになるのが経験豊かな薬局企業の経営者や担当者だ。開院すると孤独になりがちな院長のよき相談相手となってくれるだろう。悩みの解決の糸口を切り開いてくれるかもしれない。医師(医療機関)と薬剤師(薬局)は、主従の関係と見られていた時代はもう終わった。これからの医院と薬局のあり方は、共存共栄の意識を持ち、連携することにある。それにより、地域に良質な医療サービスを提供できるのだ。上手く薬局を活用することを積極的に取り組んでいただきたい。

アドバイザー情報


株式会社エム・クレド 代表取締役
鈴木 慎一(スズキ シンイチ)

長年、大手医療モール開発会社で医師の開業に携わってきた経験を活かし、現在は同社で、独自のマーケティング手法を用いて医療モールの開発と医師の開業支援に従事している。また、リース会社への出向経験もあることから、資金調達にも強い。物件選定から資金調達、開業に至るまでの諸準備をオールマイティに支援し、開業の相談に応じている。

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